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日本の野鳥の目名暗記法

日本の野鳥は、2025年現在24の目(もく)に分類されています。

この目名を効率的に暗記したいと思っていた管理人は、語呂合わせを作成しました。


ぜひ皆様もご活用ください。


ハート培った最下位の部活

ペースきついよ速いかも

甘酒浴びる峰不二子


3行目のインパクト性が特徴です。

細かく見ていきましょう。


ハート ハト

培(つちか)った ル目・ドリ目・カッコウ目・カ目

最下位の サイチョウ目・カイツブリ目・ガン目

部活 ッポウソウ目・カツオドリ目

ペース リカン目・ズメ目

きついよ キツツキ目・タカ目

速いかも ハヤブサ目・カモ

甘酒 アマツバメ目・サケイ目

浴びる アビ

峰不二子 ズナギドリ目・ッタイチョウ目・クロウ目・キ目・ウノトリ目


【解説①】同じ頭文字を持つ目名の区別

最大の特徴は、同じ頭文字の名前は2文字目を多く含めたことです。

例えば、「カ」から始まる目名は以下の4つあります。

イツブリ目

ッコウ目

ツオドリ目

モ目


 それぞれ2文字目まで語呂合わせに含まれているため、

「カイ」=カイツブリ

「カツ」=カツオドリ など、想起しやすいよう工夫がなされています。


逆に、混合を恐れない1文字の頭文字を持つ目名は1文字にして語呂合わせを短くしています。

特に、ミネフジコの5文字の目名はほかの文字列に含ませることが難しい字が多く、「富士見」などの言葉に変えてみましたが、前後の単語の接続や暗記のしやすさを優先してこの言葉にしています。「ジ」=「キ目」という連想方法だけは覚えておく必要あります。


【解説②】なじみのある目名

なじみのある目名の筆頭は、「スズメ目」であることは言うまでもないでしょう。

実際、世界の野鳥の約6割はこの分類に含まれています。

中学生の時に野鳥図鑑を見て、カラスの仲間もスズメ目なのか!と驚いたことを覚えています。(もちろん、次の驚きは「チドリ目」の許容範囲の広さです。)

スズメ目の分類上の特徴は複数ありますが、なかでも、鳴管の発達による囀りが大きな特徴です。とはいえこれだけで分類されているわけではないと思うので、どのような具体的な条件でスズメ目に分類されるのか、基準がとても気になる管理人です。図鑑とにらめっこして育った管理人としては「分類」がとても気になる項目です。最近は、亜種の扱い等が気になり、DNAの塩基配列を調べ始めています。スズメ目の分類基準について、現在鳥類学系統の書籍を中心に調べていますが、お詳しい方教えてください。


【解説③】なじみのない目名

「サイチョウ目」がどんな野鳥かわかる方は、だいぶ野鳥に通な方なのではないでしょうか。

このサイチョウ目、日本には1種類しかいません。


その正体は「ヤツガシラ」です。

ヤツガシラは中学生の時に和歌山県の海岸沿いで初めて観察しました。高校生の兄が「ヤツガシラだ!」と発見し、家族全員で観察した思い出があります。冠羽をたたんでいた状態と、広げた状態を観察できたので、とても印象的でした。きれいな鳥だ!と思っていましたが、よくよく調べると実は汚い野鳥のようです。詳細は省略しますが、「ヤツガシラ 汚い」で検索してみてください。

数少ない旅鳥なので2回しか遭遇していませんが、私が好きな野鳥の1種です。


【解説④】日本で1目1種の野鳥

サイチョウ目:ヤツガシラ

ヨタカ目:ヨタカ

サケイ目:サケイ


ヨタカの印象的な思い出もあります。中学1年生のときに車で奈良県に向かったとき、外の暗い森の中からキョキョキョ…と鳴き声が聞こえてきました。

高校生の兄が「この鳴き声はヨタカだ!」と早朝4時ごろ親が運転している車を止めさせ外へ。兄だけ外に降りたのですが事故発生。坂の途中だったことと、外が暗かったこと、兄が鳥探しに夢中だったことから、車がゆっくり進んだ結果、兄が親の車に轢かれてしまいました。暗闇から聞こえる兄の悲鳴と親の焦りに家族はパニック。結果、片足の太ももがタイヤの下に。朝になってハイキングできる程度と分かり、針葉樹で見た初めてのキクイタダキ、流れるように通り過ぎるサシバ・ハチクマの渡りを家族で芝生で寝ながら観察した思い出ができましたが…。私にとって、ヨタカの思い出は恐ろしい思い出です。


野鳥観察時は安全に気をつけましょうね。




 
 
 

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