バードウォッチングとは
鳥を見ること!
奈良時代からある『風土記』や『日本書紀』などを見ると、キジやトビ、セグロセキレイなどが登場し、日本でも古くから野鳥が見られていたことがわかります。
こうしてみると、鳥を観察するという行為は最近始まったものではないようです。
では、バードウォッチングが趣味として確立されたのはいつごろからなのでしょうか?
発祥の地は
イギリス!
バードウォッチング発祥の地は19世紀のイギリス!
鳥を見ること自体は当然昔からありましたが、長い目で見ると「バードウォッチング」が趣味として確立されたのは意外と最近の話なのです。
バードウォッチングって
なに?
バードウォッチングの
楽しみ方
季節を感じる&
癒される
みなさんは散歩や寄り道が好きですか?
山道を歩いたり、桜が並ぶ土手を歩いたり、ただ公園を歩いたりするのが好きな方…。いちど周りを見渡してみてください。絶対に鳥がいます!
「おっ、ジョウビタキが来てる」「そういえばツバメいなくなったな」など、歩きながら季節を感じることができるのもバードウォッチングのいいところ!
「散歩してたら気になった鳥がいて…」という相談、とても多くあります。
かわいい生き物は
すきですか?
ぜひ、本物を見てみてください。
エナガの素早さや体の小ささ、
カワセミのお辞儀する首の動きや水中へのダイナミックな飛び込み、
ヨタカがちょこんと座る姿など、
写真では伝わらないかわいさを直接見て体験してみてください。バードウォッチングが女性にも人気な理由がわかっていただけると思います。
そしてグッドニュースをひとつ!
エナガやカワセミは、超人気な野鳥ですが、観察難易度1の入門種で全国どこにでもいます!
当然すべての野鳥がすぐに見られるわけではありません。季節限定で春や秋の渡りの時期にしか観察できない種類から、数年に1度しか国内で観察されない種類、さらにはなんと死体でしか記録がない種類まで、絶滅種も合わせてその数633種!(※近年新種増加中)
レアな野鳥(珍鳥)を探すバードウォッチャーは特に男性のバードウォッチャ―に多い傾向があり、人生の中で何種の野鳥を観察できるか新記録更新に励む人たちも数知れず。
指定期間でどれだけの種類を観察できるかを競う「バードソン」というインターネット上の競技まであります。
現実版ポ〇モンとも比喩されるバードウォッチング、幻の野鳥を探すことにぜひチャレンジしてみてください。
レアな野鳥
を探す
ご参考までに、観察種数や撮影種数のよるバードウォッチャーの段階分けを以下に示しました。あくまでご参考までにお読みください。管理人の経験を踏まえて作成していますが、未踏の域があるためその部分は書き込みをしていません。ご了承ください。
20
種以上
入門者
観察専門
川の土手や公園を散歩する習慣のある人が、野鳥を気にして歩くだけでも達成できる。少し鳥に詳しい人の案内があれば、1日でも十分達成可能。
撮影専門
水辺のある市街地の公園だけでも、何度か通うことで20種の撮影を達成することができる。空背景で撮影し、逆光でだいたい鳥が真っ黒になる。始めてすぐに野鳥を被写体にすることがいかに難しいことかがわかる。早速よりよいカメラが欲しいと考え始める。
50
種以上
初心者
観察専門
山、海、川、農耕地を1日ずつひと通り周れば達成できるレベル。いざ野鳥をみつけても、名前がわからない場合が増えてくる。カモ類、カラ類、カラス主要2種、サギ類の識別ができると達成しやすい。回を重ねるにつれ双眼鏡の操作に慣れ、野鳥をすぐに捉えることができるようになってくる。
撮影専門
逆光にならないようなルートを選んで歩くようになる。観察専門から入った人は、あとで撮影画像をゆっくり調べて識別ができるという大きなメリットに衝撃を受ける。撮影チャンスを少しでも増やすために双眼鏡を使わなくなる人も。撮れたと思って見直すと、カメラの設定が不適切で、白飛びや黒つぶれ、ピンボケ画像などの失敗作が量産される。「暗い!遠い!速い!」撮影する者にとって3大最悪条件が揃っているウグイスの撮影には苦戦をする。観察専門の時は、日が沈む前までがんばって双眼鏡で観察していたが、撮影の場合は明るさが足りないと感じて比較的早く帰るようになる。飛んでいる野鳥を撮ることはまだ難しく感じる。インターネットで調べた設定で固定し、あまりいじらず撮影を続ける。
100
種以上
中級者
観察専門
100種を超えてから大きな壁を感じることがある。これまでは鳥を探しに行けばだいたいライファー(初めて見る鳥)と出会えたが、このあたりからそうはいかない。『1年で120種類の野鳥と出会える本』という本があるが、本サイトでは120から少し数字を抑え、キリの良い100をひとつの基準とした。環境を選んで月2〜3回の頻度で探鳥を続ければ、1年で100種類達成も夢ではない。気づくと飛んでいる野鳥のシルエットをみて、ヒヨドリかハトかセキレイ類かだいたい分類できるようになる。
撮影専門
ファインダーで野鳥を捉えることや、シングルフォーカスを野鳥の目に合わせることに慣れてくる。使用カメラの性能にもよるが、飛びモノを発見したときは、ボタン操作で機能を切り替え、ピントが合う良い写真を連写の中から見つけることができるようになる。とまりモノでは明るく撮影することを優先するためにシャッタースピードを落として撮ることが増える。カメラを手持ちにしている場合、その分手振れに対して細心の注意を払うようになる。被写体の写りをよくするために、より良い背景で撮れるよう意識し始める。
200
種以上
中上級者
観察専門
観察難易度3までの野鳥をおおよそ観察した頃に達するレベル。250種辺りから、地元だけでは数字を伸ばすことができなくなってくる。ミズナギドリ、アナドリ、カツオドリ、アホウドリ、トウゾクカモメ、ウミスズメ、ウミツバメと聞いて耳が痛い。あんなに図鑑に名を連ねているのになかなか見れていない人が多い。自宅が内陸で沖合に出る行動力がなく、結局沿岸までで我慢しているひとも多いはず。沖縄や北海道、離島でたくさん渡り鳥を見ることを夢見る。
撮影専門
管理人未経験の域。
※経験のある方、撮影種数が200あたりを超えて起きた変化等あれば、問い合わせ欄にご記入ください。
300
種以上
上級者[一人前]
観察専門
インターネットの情報を見ると、「300を超えたら一人前」という表現が目立つ。探す技術や環境、頻度によるが、300後半になるにつれて年に1種ライファーが見つかるか見つからないか程度と聞く。現役で仕事をしている人であれば、情報を得ても有休をとらないと野鳥を見に行けないこともあり、生活に支障がでてもおかしくない。
撮影専門
管理人未経験の域。
※経験のある方、撮影種数が300あたりを超えて起きた変化等あれば、問い合わせ欄にご記入ください。
400
種以上
熟練者
観察専門
サバクヒタキ4種のコンプを夢見る人も。情報は少ないが、常人の達する域ではないことは間違いない。※経験のある方、観察種数が400あたりを超えて起きた変化等あれば、問い合わせ欄にご記入ください。
撮影専門
管理人未経験の域。
※経験のある方、撮影種数が400あたりを超えて起きた変化等あれば、問い合わせ欄にご記入ください。
500
種以上
達人
観察専門
国内では前人未踏?野鳥撮影で有名なあの方は、もうすぐ500種とインターネット上で掲載されていた。
撮影専門
管理人未経験の域。
※経験のある方、撮影種数が500あたりを超えて起きた変化等あれば、問い合わせ欄にご記入ください。