野鳥は自然の一部
残念なことに、バードウォッチャーにもさまざまな人がいます。実際に、あるバードウォッチャーのどなり声で、撮影していた猛禽が逃げたということがありました。とても不快な気持ちになったことを覚えています。
野鳥に集中するあまり、周りが見えなくなってしまうことがないよう、このページでまずはマナーを確認しておきましょう。
※「ごみを捨てない」「森の中で喫煙しない」「撮影のために自然を改変しない」などの当たり前な内容は省略します。

バードウォッチャーの
マナー
①珍しい野鳥の情報を公開しない

鳥に人を集めない
珍しい野鳥の情報があると、1000人単位で全国から集まることもあります。集まった人の多くが車で来て、道路に三脚を並べるとどうなるでしょうか。
珍しい野鳥を見つけてうれしいあまり、詳しい情報を誰かに流してしまうと、野鳥はもちろん、周囲の住民や交通に害を与えてしまうこともあります。近年はSNSへの投稿にも要注意です!
大まかな場所さえ分かれば、木の種類とgoogleの航空写真で特定することも可能です。SNSへの投稿の際は、地名のハッシュタグや同時に投稿する画像にも気を付けましょう。
※あえて野鳥を追い出した例(英語)https://www.orcadian.co.uk/birdwatchers-flock-north-ronaldsay-rare-bird-sighting/
②野鳥に近づきすぎない
野鳥のストレス
管理人がコウノトリの撮影をしているとき、ものすごく近くに車を止めて観察を始めた方がいました。自分の周りで撮影をしていた方も、「あれはちょっと…」と話をしていました。
もし誰かがすでに観察している場合は、基本的にはそれよりも前には出ないことがマナーです。
また、カメラのレンズの反射も、野鳥にとって気になることがあるようです。

③周りに迷惑をかけない

観察時の注意
これは野鳥撮影に限らない話ですが、三脚が通行の妨げになるという話はたびたび耳にします。観察をすることによって、誰かを妨害していないか確認をしましょう。
また、個人の私有地など、立ち入りが禁止されている場所に入っていないかも注意が必要です。
以下のように、立ち入りが禁止されている看板がある場所に入ることや、靴の裏の害虫によって影響が出た場合は、法律に抵触する可能性があります。
※田んぼの立ち入りの例
https://otonanswer.jp/post/26483/
また、田んぼや畑で作業をされている方もいます。駐車位置を含め、お仕事の邪魔にならないようにも気を付けましょう。
